2017年11月06日の心の糧


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繋がり

小川 靖忠 神父

今日の心の糧イメージ 故郷を離れ、大きくなってから帰郷してみると、あの当時、広いと思って遊んでいた場所が「こんなに狭かったの」と思ってしまうこと、多くの方が経験なさっているのではないでしょうか。

小学校も、あんなに広かった運動場。運動会で、一生懸命走って"竹のぼり"をし、上に置いてあるものを取ってゴールに走る競争。こう書きながら、小学校時代の運動場の景色が見えてきます。

自分の過去を思い起こす時、小さい頃の自分がよく出てきます。

これまで、たくさんの方と出会い、いろいろな体験を重ね、それが今の「自分」にとって貴重な財産となっていることを思えば、人とのつながりの重さを感じます。

人は、望むと望まざるとにかかわらず、人とのつながりは必然的なのです。それを回避することはできないのです。一人ひとりの存在が他者のためだからです。

誰でも、体験がおありではないでしょうか。自分のある行いによって、誰かが喜んでくださることになれば、自ずと嬉しくなりませんか。そして、自分にも元気が出てまいります。前に進んでいく力に変わってくるのです。ここに「奉仕する」ことの真意があるように思います。

民族、性、育ち方がいくら違っていても、心の奥では共鳴、共感しあえる感性を持ち合わせています。国境はありません。だからこそ、美しいものは誰にとっても美しい、嬉しいことも同じです。平和に対しても同じ感覚を持っています。

なんといっても、わたしたちは「平和」な日々を求めています。幼少時代は平和でした。そのつながりの延長に今があります。「平和」でつながった「わたしたち」であり続けたいのです。それが神の望みですから。この繋がりを、今日も隣の人とつくり上げ、深めていきたいですね。