ところで、私達が聖書を開いてみると、その度に胸を貫かれるような思いをする事と思います。そこで試みに、私は聖書を開いてみました。今、私の目の前にあるページにはこう記されています。(参:ルカ6・20~38)
「貧しい人々は幸いである」。これだけで極楽気分は吹っ飛んでしまいます。また読み進んでいくと「あなたがたに言っておく。敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい」とあります。
「自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか」などを読むと、私は何だかシュンとしてしまって思わず「主よ、お言葉ですが、私はやっぱり、私を愛してくれる人はすごく好きなのですが・・」と訴えました。
すると主は、それは「当然、それでいいのだよ、それも神の恵みなのだから。しかし先も読んでごらん」とおっしゃるので、ページをめくってみました。
人を裁くな、赦しなさい、そして「与えなさい」のところがダイナミックですねー。
与えれば「あなたがたにも与えられる。押し入れ、揺すり入れ、溢れるほどに量りをよくして懐に入れてもらえる」。押し入れ、揺すり入れって、なるほど、これが神の量りか。