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評価する

遠山 満 神父

今日の心の糧イメージ

通知表であれ、その他の評価であれ、他者からの評価を受けることは、時としてとても辛いことです。それと共に良いこともあります。それは自分の今の立ち位置を、ある程度確認できるからです。目標との関連で、今、自分はどのくらい到達しているのか、その現実を知ることは大切なことです。と同時に、それで自分の価値が全て決まるわけではないということを心に留めておくことも必要です。様々な人間的な評価は、私達の一部を評価するものであり、私達の全体を、完全な形で評価しうるものではないからです。

完全な形での評価は、ただ神様だけに可能です。その神様は、次のように言われます。

「私の思いはあなた達の思いと異なり、私の道はあなた達の道と異なると主は言われる。天が地を高く超えているように、私の道はあなた達の道を、私の思いはあなた達の思いを高く超えている」。(イザヤ書55・8~9)この神様の言葉は、神殿に上った2人の人に対するイエス様の言葉でより明らかになります。(参:ルカ18・9~14)

1人はファリサイ派の人で、もう1人は徴税人でした。ファリサイ派の人は、徴税人を見下しながら、神様の前で自分のことを誇らしげに語ります。一方の徴税人は、「神様、罪人の私を憐れんで下さい」と祈ります。イエス様は、「義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。誰でも高ぶる者は低くされ、遜る者は高められる」とおっしゃいました。徴税人の方が自らの真実を認識していたからです。

私達も、誰かから高い評価を受けた時、神様に栄光がありますように、また逆の時、自己嫌悪に陥ることなく再度立ち上がれますように祈りましょう。