完全な形での評価は、ただ神様だけに可能です。その神様は、次のように言われます。
「私の思いはあなた達の思いと異なり、私の道はあなた達の道と異なると主は言われる。天が地を高く超えているように、私の道はあなた達の道を、私の思いはあなた達の思いを高く超えている」。(イザヤ書55・8~9)この神様の言葉は、神殿に上った2人の人に対するイエス様の言葉でより明らかになります。(参:ルカ18・9~14)
1人はファリサイ派の人で、もう1人は徴税人でした。ファリサイ派の人は、徴税人を見下しながら、神様の前で自分のことを誇らしげに語ります。一方の徴税人は、「神様、罪人の私を憐れんで下さい」と祈ります。イエス様は、「義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。誰でも高ぶる者は低くされ、遜る者は高められる」とおっしゃいました。徴税人の方が自らの真実を認識していたからです。
私達も、誰かから高い評価を受けた時、神様に栄光がありますように、また逆の時、自己嫌悪に陥ることなく再度立ち上がれますように祈りましょう。