つまり、いつも100点のテストだったわけです。だから、言うまでもなく、テストはいつも楽しみで、100点の答案用紙が嬉しかったのを覚えています。
聖書によれば、「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった」(創世記1・31)と伝えています。言い換えれば、私たち1人1人は100点満点の存在として造られているのです。
ところが、日々の生活の中で、お互いにいがみあったり、相手を見下したり、相手の存在を無視したりすることによって、100点満点であるはずの存在を傷つけ、また同時に、存在が傷つけられてしまいます。
毎日の人間関係で傷つき、傷つけられている私たちに対して、イエスは力強い言葉を私たちに向けています。「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」と。(マタイ28・20)
イエスご自身がいつも私たちを励ましてくださいます。1人1人がお互いに大切にしあって、いつも優しい心をもって、100点満点の存在であり続けることができるように、と。
すべてのものと共に人間をお造りになった神様の目には、私たちに対して、100点満点の評価しかありません。イエスの言葉に支えられ、助けられて、お互いにいたわりあい、助け合う生き方へと1人1人は招かれているのです。