2千年も昔、ユダヤのベトレヘムに救い主が生まれました。その子の名はイエス。お母さんはマリア。天使のお告げをお受けになった方。クリスチャンでなくても、この出来事は良く知られていますね。
マリア様はイエス様の大切なお母さんでしたが、イエス様は亡くなられる前に「これはあなたの母です」と弟子ヨハネに告げ、マリア様を「私たちのお母さん」として下さいました。子どもも大人も幾つになっても「お母さん」と呼べる方がいるのはどんなに嬉しいことでしょう。
「マンマ、マンマ」とイタリア人の高齢の修道士さんがよく言っておられました。ご自分のお母さんのことを思っていたのか、マリア様を思っていたのかわかりませんが、「マンマ...」と呼び掛ける声を聞いて、心温まり、微笑ましく思いました。
幼稚園の子どもたちは、毎朝、聖母子像の前で挨拶をして、幼稚園に入ります。「イエス様、マリア様、おはようございます。行って参ります・・・。」救い主であるイエス様に心を向けて、私たちの『お母さん』であるマリア様に心を向けて・・・。
私たちも子どもたちの様に「私たちの『お母さん』」に心を向けて、心を開いて、1日を始めてはいかがでしょうか?