イエスは神でありながら人となられました。奇跡は救い主の「しるし」であり、神の国が始まったことを告げ知らせるためのものです。このような大きな使命をもった方が、「まだ時ではない」とおっしゃったのですから何も起こらないはずでした。しかし、イエスは母の願いを聞き届けました。
この素敵なエピソードは、私たちに大いに関係があります。私たちの祈りが愛に基づいたものならば、聖母マリアはイエスに頼んでくださるでしょう。たとえ、イエスが予定していないことでも母親の願いを斥けない可能性は高いのです。聖母は私たちのお母さんでもあるのです。母に甘えるようにマリア様に取り次ぎを願ってみてはどうでしょうか。祈りが聞かれると私たちはもっと神の愛を身近に感じることが出来るでしょう。