私たちは聖書にあるように「神に似せて造られた」神の子供です。私たちの命の中には神様の命も注がれています。神さまが永遠に存在するように、私たちも永遠の命をいただきます。私たちは、肉体も霊魂もみな神から無償でいただきました。
現代のいろいろな実験から、お腹の中の小さな赤ちゃんは、両親の声も医者の声もみな聞いていることがわかりました。赤ちゃんは母親の血流の音も、鼓動も、声も記憶しているそうです。赤ちゃんは表現できないだけでいろいろなことが分かっているのです。
ある司祭から聞いた話ですが、第二次世界大戦後、孤児となった多くの赤ちゃんが施設に入ったのですが、たくさん抱きしめられた子供だけが生き延びたそうです。赤ちゃんは愛されていることも、拒絶されていることも感じていたのです。
私たちは小さな命にもっと敬意を払わなければならないでしょう。どの子も神さまに知られ、神の愛情と細やかな配慮を受けているからです。
ご両親であっても赤ちゃんは自分のものではなく、神さまから信頼されて預かった命です。ですから勝手にしていいはずはありません。