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共にいる神

小林 陽子

今日の心の糧イメージ

「イエスさまは、いつもわたし達とともにいてくださる」って、いくど繰り返し聞いてきたことでしょう。

ミサのお説教のなかで、聖書の勉強会で、ある時はシスターの霊的指導のなかで。

また、わたし達が2、3人で祈るとき、イエスさまはそのなかにいてくださる、とも。

そう、イエスさまが24時間、起きているときも眠っている時もともにいてくださるなら、なにごとも恐れることはないし、不安におびえることも、絶望に陥ることもないでしょう。

これっていくら頭でわかっていても、実感できなくてはダメなんです。

ミサのなかでみことばに出会って感激したり、ご聖体をいただいて「イエスさまがわたしのうちにきてくださった!」と実感出来るのは最高ですね。

でも教会の聖堂から一歩外に出ると・・あるいは、主の日である日曜日が過ぎて月曜日になるともう・・忘れてしまうのです。日常生活のすったもんだに気を散らしているうちに。

では思い出しましょう。思い出せばよいのです。1時間のうち5分でも、ね。

極秘の手の内を明かしましょう。私の思い出し方を。

わたしの、ぼくの、大好きな人って誰でももっているでしょう。このひとを思うとぽっと心があたたかくなる・・なんとなく幸せな気持ちになるような。

そのひとのことを思うとき、わたしは「愛のひと」になります。そして「愛のひと」になれたとき、イエスさまが一緒にいてくださることも実感します。

大好きな大好きなひと。 そして祈ります。

「イエスさま、大好きなひとをありがとう。彼女、彼を、通してイエスさまを愛します」

イエスさまを通してそのひとを愛する・・同じでしょうね。