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共にいる神

湯川 千恵子

今日の心の糧イメージ

故郷・高知県の宿毛中学校卒業生「傘寿記念同窓会」の通知がありました。昭和24年卒業の私たちは、終戦後の学制改革で男女共学の新制中学校第一期卒業生なのです。還暦祝い同窓会から20年ぶりで、是非参加したい!でも名古屋からは遠い道のりです。

80歳で方向音痴の私が1人で行けるかしら?

「無事に帰省できますように!」と神に祈りました。

当日、家からバス、地下鉄、私電と乗り換えて名古屋空港へ。そして一時間飛んで高知空港着。そこからバスでJR高知駅へ、そして足摺3号の列車で四万十市へ、更にトロッコのような一両電車で故郷の町に到着です。

出迎えの親友と感激のハグ!約8時間の道中、人の親切に助けられてうまく乗り継げて感謝です。

同窓会は総勢26名。体調不良で不参加の方や亡くなった方、連絡不明者もいる中で、こうして参加出来たことは本当に"有り難い"ことです。

互いに「あなたはだれ?」と聞き合う挨拶から始まりましたが、すぐに昔の面影が甦り、校舎を建てる為に私たち生徒が川から栗石を拾って基礎工事をしたことなど話す内に、お互いの脳は活性化して若返りました。それぞれ歩んできた人生の奥に、"愛と慈しみのある所、神はそこにおられる"ことを実感しました。

幹事の世話で拙著「てのひらのしあわせ」が多くの方に購読されたのも感謝です。

拙著出版のいきさつが掲載された「心のともしび」8月号が速く出来て届き、同窓会の皆に読まれたのがタイムリーな神のお計らいでした。

名古屋に帰宅して元の生活に戻りましたが、いつも共にいて下さる神の愛に包まれて生きる幸せを万感込めて感謝しています。