平和の道具になれますように

マクドナル 神父

１月１日は、神の母聖マリアの祝日で、教会では世界中の平和を願ってお祈りします。

平和と言えば、日本の人々に大変親しまれているアシジの聖フランシスコの「平和の祈り」があります。

私もこの祈りが大好きで、心のともしび運動本部に毎日送られてくるＥーメールに返事を書くとき、必ずメールの最後にアシジの聖フランシスコの「平和の祈り」を書いて送信します。メールを送ってくる方はほとんど信者ではありませんので、祈りについての質問が多く、私は「『平和の祈り』を声を出して唱えてみてください。私はあなたのために毎日祈りますが、一番大切なことは、あなたの祈りです。」と書き添えます。

すると最近、「・・・声を出して唱えるのは勇気がいりましたが、でも声に出して唱えると、言葉に不思議と力を感じることができました。まずは、３日間続けてみます。その次は、３週間、それから３ヶ月と、続けていけるといいなと思っています・・・」という、とてもうれしいメールが送られてきました。その後、「お陰様で、３週間続けることができました。次は３ケ月唱えてみます」というメールも届けられました。いつの日か、彼が、慈愛あふれる神さまの存在を知るようにと祈っています。

私たちの歩む人生の旅路には、いつも予期せぬ出来事が待っています。でも、どんな時にも神様を信頼し、『平和の祈り』を、声を出して唱えてみてください。まず、３日間から。その次は、３週間と。そしてこの１年、「平和の祈り」を唱え、平和の道具になれますようにと祈り求め、実行してみてください。

「神よ、私を平和の道具にしてください。

理解されるよりも理解することを、

愛されるよりも愛することを私が求めますように。・・・」