これに対して心の貧しい人は簡素な生活を送り、人間らしい生活ができればそれで満足して、幸せな生活を送ります。その意味で、キリスト様は「心の貧しい人は幸いである」とおっしゃいました。その後で、「天の国はその人のものだからである」とつけ加えられました。
なぜなら、天の国にいる聖人たちは神様を愛し、いつも神様の御旨にかなっているので、何も心配することなく、安心して幸せな生活を送っています。
この世の中の心の貧しい人は、天国の聖人と同じように神様の御旨にかなうように努め、人生のすべてを神様にお委せします。そして、どんな問題が起こっても、絶望しないで、心の平安を保ち、神様の御助けによって解決され、最後には幸せになれると信じています。ですから、将来を心配しないで聖人のように天国の幸せを体験し始めます。
キリスト様が「心の貧しい人は幸いである。天の国はその人のものだからである」とおっしゃったように、私たちも、毎日神様にすべてをお委せし、精神的にも簡素な生活を送ることによって、天国での幸せを少しでも体験できるようにしたいと思います。