マリアは最愛のわが子イエスが御父のもとに帰るその時に、全人類の母となる使命を託されたのです。「マリアのまなざしは、ある意味で『子を産む母のまなざし』でした。なぜなら、マリアは御子の受難と死にあずかっただけではなく、愛する弟子という新しい子を与えられたからです。」
マリアを母と慕う私たちの幸せを、ふさわしく言い表す言葉があるでしょうか。この世に生きる私たちの悲しみも、喜びも、すべて味わわれた御母が私の母となって、常に寄り添っていてくださるのです。