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無限の可能性

末盛 千枝子

今日の心の糧イメージ

無限の可能性ということは、ふだん世の中で使われると、若者には無限の可能性がある、というような使い方だと思います。

私はそういうことはあまり考えたことがないのですが、このタイトルを頂いて、考えたのは、どんなことでも、神様がお望みだったら、どうにかなる、ということではないかなということです。神様にはお出来にならないことがないからです。つまり、なにか自分がとてつもなく難しいことに取り組むことになっても、神様が、私がそれをすることをお望みだったら、ものすごく回り道をして、どういう道筋を通るかわからなくても、きっとその望みはかなえられると思うのです。

例えば仕事。それが、神様が私にお望みのことだったら、忍耐強くそのことに関わっていけば、きっとそれはかなえられるのだと思います。つまり、神様が私を使ってなにかをなさろうとしておられるのだったら、自分の力だけでは出来なくても、きっと道が開けて、やがてその仕事ができるのではないかと思います。でも、そのためには忍耐が必要です。そして、忍耐は、希望し続けるためにこそ必要で大事なことだと思います。

私たちがどうしようもなく困難だと感じるのは、自分の力だけでなんとかしようと思うからではないでしょうか。自分の力だけではなかなか難しいけれど、神様がお望みならばどんなに難しそうでも、出来ないことはないのだと思います。それに、きっと希望し続けることも、神様の助けなしでは出来ないのだと思います。生きて行くためにはどうやら、そういう道筋が必要なようです。そして、そういう時には人生は、本当に不思議な展開を見せるように思います。

それは、まるで神様が直接、手を差し伸べて助けてくださっているかのようです。