いやー、もう、楽しいー!副会長の妻がいくらダメと言っても、これは学問?なので・・。
この作業のためには1700年代から、特に1815年あたりのマルセイユの古地図が必要でした。これを入手するため、私は息子の友人で、パリ在住のK博士を介して、マルセイユ市役所からそれらを送ってもらったのです。その博士が息子に曰く、「お父さんは相当なもんだねー」。
ところで、本業である音楽の話が後になってしまって、ちょっと情けないですが・・。本音を言えば、演奏はただ楽しいだけでは済まないのです。
南極の海に浮かぶ氷山を想像してごらん下さい。そしてその、海上に出ている氷に人々は感嘆の声をあげてますが、海面下にはその10倍もの氷がこれを支えているそうです。
音楽の演奏もこれに似ています。一晩のコンサートのためには、その何10倍かの練習、研究が必要で、それはまるでもぐらのような暮らしぶりだと言えば、私たち音楽家の生活もいくらかお分かり頂けるかと思いますが・・。
さて、マルセイユであれ南極海であれ、これを包んでいるものがあります。大気です。同じく、どれほど信じ難いとしても、私達一人ずつを愛してくれる方がいるのです。
神がそれです。もしこれに気がつく時、私達の胸はどれ程喜びに高鳴ることでしょう。