子どもは、親や学校の先生など身近な大人をマネしながら、言葉や生活習慣を覚えていきます。
大人になってもそうです。伝統的な文化や芸術、たとえば茶道や華道も書道も、まず基本的な型を生徒が先生をマネることから修得していきます。スポーツでも、まず基本的なことをマネるところから始まります。そのため超一流選手は、例外なく基本が身に付いています。仕事でも、研修でまず基礎基本を学び、その土台の上に創意工夫が求められるものです。
しっかりと学ぶには、良い先生から習い、良い手本をマネるのが効果的なのは言うまでもありませんね。自分が心から尊敬する人から学ぶのであれば、やる気も増し、習得もより確かになるでしょう。
私は人生の師として、まずイエス・キリストをマネるように心がけています。
キリストはおっしゃいました。
「わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。」(マタイ11・29)
至らぬところ、欠点の多い自分ですが、聖書を開き、キリストに学んでいると、少しずつキリストに似た者になれるような気がします。
人生は、卒業すれば天国に行ける学校。一番の先生はキリストです。
良い先生に恵まれたことを幸いに思います。