10歳のわたしは、この姉が語る神さまのことを聴いて、すぐその場で信じました。そして、天国に入るには良い子にならなければならないということで、『み教えの本』という子ども向けの本を読んで、熱心に祈りました。
苦しみや悩みの多いこの人生を、少しでも明るく楽しく元気に過ごしたいと望むならば、まずこの天地万物を私たちのために創造された神さまがいらっしゃることを信じなければなりません。そしてその神さまに祈り、より頼みながら、おのが分に応じた生き方を精一杯していくことではないでしょうか。
私たち人間は、「神にかたどり、神に似せて造られた」(創・1・26)のですから、偉大な存在です。ですから、神の分身ともいうべき自分自身を、おのが分に応じて進化・発展させるよう努めなければなりません。これが本当の幸せの道であり、こうした真実を私たちに悟らせるために、神の御子イエスは、人間となって、救い主キリストとなられたのです。
宗教としてのキリスト教は信じなくても、キリスト教が指し示すこうした真理の光を信じるならば、愛と平和と喜びのうちに生きていくことができると思います。