2年ほど経ったある日の放課後、一心に祈る私に神様は応えてくださいました。「生きていてよかった」と実感し、家路につく途中、目に入る木々の緑や道端の花々の美しさが輝いて見えたことを、周りは何も変わっていないはずなのに、生きる世界も変えられたように感じられたことを、私は、今も忘れません。今、思い起せば、それは、私の人生や人格を180度変えるほどの劇的な体験ではありませんでしたが、その後、私が信仰の道を進む転機となり、主イエス・キリストの救いの恵みに与るきっかけとなったことは確かです。
こうして過去をふり返りますと、私の気付かない間にも、私の人生が少しずつ神様に引き寄せられてきたことが、しみじみと感じられます。神様の不思議な導きに感謝せざるを得ません。