「心の健康」を求めだしますと身辺に生起する森羅万象の解釈も、自分を不健康にしていた解釈から、健康になる解釈に変化していきます。今まで暗く解釈していた現象を明るく解釈したくなります。
そうすると、途端に心が爽やかになるのを感じます。体験の解釈を変えると今まで不安だったものが平安感に、怒りまくっていた相手にも、良さを見出すと少し友情を感じる場合もあるのです。その健全化していく自分の心の変化が身体症状を改善し、憂鬱なものが幸福になり、錯乱気味な生活感情が目的性を帯びた安定感に変化していきます。今までの心の不健康に気付いた人は、もう50パーセントは成功したと言えます。大勢の人は、自分の心の不健康さに気付いていないようです。習慣的な不平不満の人生が一番恐ろしく、爽やかで明るい感情がどんなものか知らない人々も多いのです。
心の健康を増加させる秘訣は過去の自分の生育史の中から明るく爽やかな想い出を意識化する事が秘訣と言われていています。暗い想い出は人を益々暗くしますが、明るい想い出は人を健康にし爽やかにしていきます。