ところで、聖書によると、イエスというお方は、健康に恵まれていたようである。というのは、当時、イエスについて、「大食漢で大酒飲み」というレッテルが張られていたことがうかがえるからだおそらく、イエスは豪快に食べ、豪快に飲んだのではないか、と容易に想像できる。(参 ルカ7・34~35)
よく食べ、よく飲んだイエスは、あなたがたの様々な思い煩いを神さまに委ねなさい、と人々にさらに説いた。
「自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。...あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイ6・25、32~34)
思い悩むのではなく、神さまの計らいにお任せして身を委ね、神さまとの良い関わりを保ち続けなさい、とイエスは心の健康の秘訣についても語っている。
ストレスで胃腸を壊し、精神的にも追い詰められがちな現代日本の私たちにとって、イエス御自身が健康の秘訣なのだと私は思う。