そういう中で、通っていたカトリック学校で神様の無条件の愛について教えられました。初めは頭のレベルでしか受け止められませんでしたが、次第に永遠なる確かなものに心惹かれ、その憧れは私のうちで徐々に深まっていきました。特に、私には、神様に一生涯をかけるシスターという存在がとても不思議で、「この不信の世の中で、この人たちは生涯をかけて、自分の信じるものに向かって一つの道に専心している。この神様こそ私が探し求めている確かなものだ」と思いました。
そんなプロセスの中で、私は、神様と出会い、神様の大きな命に「生かされ」「愛されている」自分に気づかされました。それ以来、私は、少しずつ心を開いて、神様に望まれ生きている、あるがままの自分を受け入れることができるようになりました。出会う人々と神様によって導かれる人生を大切に生きたいと心から思えるようになり、神様から本来授かった健やかな心を取り戻すことを学んだのです。
私にとって、心身の「健康の秘訣」とは、何よりも神様の愛を忘れず、神様に望まれて生きている自分を、日々の日常の中で味わっていくことだと思います。