私の洗礼名はパウロですが、何故、パウロを選んだのか、その高校生時代の熱い想いが急に懐かしくなりました。自分の洗礼名を決める前に色々の伝記を読み、性格の激しい人物に魅力を感じました。それが聖パウロでした。迷わずパウロに倣う決意をした青春を今、とても懐かしく思います。厳しい現実を逞しく乗り越えていく闘志。洗礼名パウロの名前に負けぬようにいつも自分を奮い立たせていた自分を思い出します。パウロの激しさに倣おうと努力しなければ、私は多分、挫折した人生をおくったような気がします。泣き寝入りの嫌いな私が選んだ洗礼名パウロ、高校生時代に読んだ、テサロニケの信徒への手紙1の1~6、「わたしたちに倣う者、そして主に倣う者」という言葉が私の人生に大きな影響を与え続けています。