創立者と最初に協力したシスターたちは、彼らの小さな共同体が人々の間の深い傷と分裂を癒し、和解させ、「女性が愛する隣人のために為すことができる、霊的、精神的、身体的なあらゆる働きを実行することによって」、社会の弱い立場にある人々と関わっていく「開拓者」のようになれたらと、願っていました。
当時、女性の修道会は、社会的な活動が許されておらず、彼女らのビジョンを現実のものにするためにはたくさんの困難が待ち受けていました。しかし、彼女たちのような働きによって、教会と社会は深い感化を与えられることになり、使徒的活動を行う新しい修道生活の形も公に認められるようになったのです。
時代が移り、国や文化が違っても、争いや分裂によって傷ついている現実は変わっていません。現代も、より複雑な社会の中でいろいろな意味での和解が求められています。
私も、創立者の霊性を大切にし、一致のための小さな働き手として、あとに続きたいと願っています