一輪の花から大宇宙まで、自然は何と美しいのでしょう。
もうひとつ欠かせないのは、私には何と言っても、南フランスのマルセイユなのです。何しろ私は「我が家モンテ・クリスト協会」の会長ですからね、副会長の妻は、以前、マルセイユで怖い思いをしたことから、あまり行きたくないようですが、なーに、会長の独断・偏見に逆らうことなど、到底出来ない・・はず・・ですが・・
マルセイユでは、港を見下ろし、地中海をはるかに見晴るかす、ノートルダム・ド・ラ・ガルド教会から、今、この放送をきいて下さっている皆様のため、特に東北の被災者の皆様のため、神様にお祈りいたしましょう。
この教会の壁には、大時化の海と必死に戦いながら航行する船の絵が、また、すでに沈んだ船から何とか逃れようと、逆巻く波間を泳ぐ人々の絵が沢山展示されています。やはり、港町ですから、船員の家族にとって、これは本当に身につまされる、毎日祈る事柄であるに違いありません。
私はそこで、モンテ・クリスト伯だけではなく、神様の足跡も探してみようと思います。、昔、聖ペトロはローマのアッピア街道で、「主よ、どこへ行かれるのですか?」と、あなたに問いかけました。
今、私にも同じ問いを言わせて下さい。「主よ、この難破船、そしてあの大津波の犠牲には、私にはすぐには解かりませんが、意味があるのですよね?」と。