その私も、昨年末は疲れ切って入院し、昼夜眠り通しました。その後、シスター達が言いました。「顔が元気そうになった」。どれほどカモフラージュしようとも、疲れた時は疲れた顔をしていたようです。そんな時には、どれほど努力しても、「心輝かせて」生きることなど無理なのです。
人間ですから、どうしても心が落ちこむ日があるのです。心の問題である時もあれば、体がどうしても、言うことをきかない時があるのです。そんな時に私は、母の言葉を思い出します。「あなたには、他人の生活まで暗くする権利はない。」
心を輝かせようにも、それができない日があること、そのことを経験して、初めて他人にも、そういう日があっていいことに気づけるのではないでしょうか。そして、少しですが、優しくなれるのです。
イエスさまも、きっと、心輝かせて生きられない日が、おありだったに違いない。「そうでしょう。だから、この、ふがいない私をゆるしてくださいね」と申しあげると、「うん。わかった」と、笑顔で優しく言ってくださるイエスさま、私は、そのみ言葉で、また元気をいただくのです。