実は、この歌は、子どもたちが最初に幼稚園で習ってきたのですそのころ、すでに、長男には難病があることがわかっていましたので、なおさらのことでした。ところが、そのあと、いろいろと、難しいことは、これでもか、これでもかというように押し寄せてきました。でも、気がつくと、その困難にあったために与えられたとしか思えない、お恵みとしか言いようのないさまざまな素晴らしい経 験をすることになりました。この、「心のともしび」に書かせていただくこともその大きなことの一つです。
本当に不思議なことですが、神様は子ども達の幼稚園を通して、私にこの歌を教えて下さったようです。そして、よく考えると、これは、あの聖パウロがテサロニケの人たちに書いた手紙の一節でした。そして聖パウロは、「私たちは艱難においても誇る。なぜなら艱難は忍耐を生み、忍耐は練達の徳を生み、練達の徳は希望を生むことを知っているからである。希望は欺かない」とローマ人達に書き送っているのです。(参:5・3〜5)これは、本当に心強いことです。
私たちは、今も、このような手紙を受け取っているのではないでしょうか。いつでも、聖書を開くと、私に宛てて書かれた、このような励ましの手紙に出会うことが出来ると私には思えるのです。