この「幸せの種」のような豊かな心を養うにはどうしたらいいのでしょう?
私は「三つ子の魂百まで」という諺は本当だと思います。かけがえのない子ども時代に貧しくてもたっぷりと愛情を注がれ、自由に思いっきり友達と自然の中で遊び、愉しい思い出をたくさん蓄えて育った子どもの心は、無限の可能性を秘めた土壌のようです。困難に出会った時、それをのり越える力と勇気をそこから汲み出せるでしょう。また、人の助けを素直に感謝して受けいれる謙虚さも、逆に困っている人に手を差し伸べる優しさも自然に培われて、人間関係を豊かに拓いてゆけるのではないでしょうか?
しかし、人の世は不条理です。愛に欠けた子ども時代で愉しい思い出もないという人も居るでしょう。だからといってそれらの人々が豊かな心を養い、豊かな人生を歩むことは難しいことではないと思います。
例えば、いのちの源である神様の存在を知り、私たち一人ひとりをありのまま愛し見守って下さっている事を知って生きる、別次元の愛の世界があります。神様の大きな愛は太陽の光のように公平です。その愛の光に照らされると、生まれ変わったように自由な心に変えられ、喜びと感謝の日々を生きることが出来るのだと思います。