私たちに模範を示してくださる人は大勢います。生まれてからまず第一に、お父さんとお母さんが模範になります。それから兄弟や近所の人々、また学校に行くようになると、学校の先生や一緒に勉強する人たち、そして社会人として働くようになると、職場の上司や共に働く人たちが模範になります。また、結婚すると配偶者は自分の生活に大きな影響を与えます。
この大勢の人々の中には、もちろんよい模範を示す人もおりますが、悪い見本になる人もいます。正しい生活を送るためには、悪い影響を避けて、良い模範に倣うように努めなければなりません。
幸いにこの世の中で関わっている人々だけではなく、天国におられるマリア様と大勢の聖人、また誰よりもすばらしい模範をお示しになったキリスト様がいらっしゃいます。
キリスト様は弟子たちに「わたしがあなたたちを愛したように、互いに愛し合いなさい」、(ヨハネ15・12)また「わたしは心優しく謙遜な者だから・・・わたしに学びなさい」(マタイ11・29)とおっしゃって、私たちが、キリスト様ご自身の模範に倣うようにお勧めになったのです。