先日、ある人が「Aさんはわたしを見ても知らん顔やから、わたしもあいさつせんと無視してるんやわ。Aさん、今井さんにはあいさつする?」と私にきいてきた。
「するよ。わたしは相手が気がついてないかもわからへんからって思って、自分の方からあいさつするよ。そしたら、次からはAさんの方からあいさつしたわ」と私は答えた。
すると後日、「ほんまやわ。わたしの方からあいさつしたら、Aさんの方からあいさつしてくれるようになったわ」と報告があった。
私はそのふたりのにこやかなあいさつの場面を想像して嬉しくなった。人間同士が何かの縁であいさつをかわしている姿を神さまが天からごらんになったら、どんなに嬉しい気持ちになられるだろうか。そう思うとあいさつせずにはいられない。