神父が来日する前にもらったお餞別500ドルというわずかな資金を元に、また、当時、宗教番組に対する認識がなく「これは人としての価値ある生活を送るための番組です」と全国の放送局訪問と説得にあけくれるなど、多難の道でしたが、現在では民放放送において長寿番組の一つに数えられるほどの番組となりました。
この番組は多くの方々にキリストの愛の精神、心の糧を与え続けていますが、ある若者には生きる力を与えました。ある日、絶望していた彼は自殺を決意、しかし、何時だろうと思った彼は、時間を知る為にラジオをつけました。その時、偶然、流れて来たのが"心のともしび"の番組でした。その日の希望とゆるしについてのお話を聞いた彼は、睡眠薬を捨て、その手でハヤット神父に手紙を書いたのです。
「ありがとうございました。私は"心のともしび"番組のお蔭で再び朝を迎える事ができました」と。
今年一年、皆様が日々を大切に過ごされますように、そして皆様の上に神様のお恵みが豊かにありますようにお祈りしております。