

私の家族は植物好きで、リビングにはたくさん植木があります。居間は南に面していて植物は元気に育っています。定期的に肥料を与え、適量の水を確認しながらやっています。
時々「綺麗な色だね」、「大きくなったね」、「もうすぐ花が咲くね」などと話しかけています。植物は、土の中にしっかりと根を張り、栄養と水を吸い上げ、スクスクと育っています。
人間の「心」は、「根っこ」によく似ていると思います。人の心は、毎日の経験、環境、また周りの人の言葉によって育っていきます。植物が光、肥料や水を必要とするように、人の心にも「栄養」が必要です。
その栄養の一つが、「愛」だと思います。家族や周りの人からの温かい思いやりや言葉こそ「心」にとって欠かせない栄養で、この愛を受けて育った心は強く、植物にたとえれば、多少の風が吹いても倒れません。
「根性がある人」「根強い」「根気がある人」などさまざまな言葉に「根」が付いていますが、愛で育った強い心は、私たち一人ひとりに生きる力を与えてくれます。
強い根をもつ植物は、風や雨にさらされても土の中で踏ん張り、上に向かって伸びていきます。
私たちも同じで、困難に直面した時に、あきらめずに耐え、努力しながら前進することで、心も、人としても、一層強くなるように思います。目に見えない「根っこ」が植物を支えるように、私たちも、目に見えない「心」に支えられているのです。
自然界に季節があるように、人生にも春夏秋冬があり、楽しいことや辛いことがありますが、強い心が私たちを支えてくれます。
心に一番大切な愛を、たくさん受け入れる一方、他者にも愛を捧げられる身でありたい、と常に思っています。