

たんぽぽの根は結構長い、と聞いたことがあります。一般的には、50~100cm程度のようですが、ときには2~3mに達するものもあるようです。おそらくそれは、その土地の状況や周りの環境にもよるのでしょう。いずれにしても、たんぽぽは、一本の太い根を真っ直ぐ地中の奥深くにまで伸ばしています。
当然それには、さまざまな理由があります。地中深くにまで根が伸びているので、かりに日照りなどが続いたとしても、水分を吸収することができて枯れにくい。また同時に、たっぷりと養分を蓄えて、春の花の時期を迎えることができる。さらには、風雨にも耐えて簡単に折れることもない、などです。
聖書にある「種を蒔く人」のたとえ。(参マルコ 4・1~9、13~20)
ある種は、石だらけで土の少ない所に落ちました。しかしそこは土が浅いので、すぐ芽を出したものの日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった、と語られます。これは、み言葉を聞いても、すぐにそれがサタンに奪い去られてしまう人のようです。
み言葉を、真に自分のものとするためには、以下のような三つの過程が大切なのかもしれません。
まず、まっすぐな心でみ言葉を聴くこと。
次に、そのみ言葉をゆっくりとまた丁寧に味わうこと。
そして、それを日々の生活の中で実行すること。
自分の根は、いったいどこに向かって伸びているのだろうか。またそこで、どんな水分や養分を吸収しているのだろうか。そのようなことを思い巡らします。外からは見ることのできない地中の奥深くです。
しかしそこで、自分の根っこは、確かに静かに生きているのです。