

私たちは、日常生活の中で、たくさんの人と関わりながら毎日過ごしています。家族、近所の人、友人、学校、職場や教会の人、そして、ある意味で、見知らぬ人も「隣人」であると思います。
現代社会では、昔と違って人と人が場所にとらわれず、インターネットなどで世界中の人々と繋がる事ができます。
例えば、メールやメッセージを書いて、送信ボタンを押せば一瞬で人と関わることができ、人との関わりは便利で豊かになったように見えますが、同時に孤独や人間関係の希薄などが問題になっているようです。
隣に住んでいる人の名前さえ知らないで生活をしている人も少なくないようです。
私は幸い、マンションの隣の方々と仲良くさせていただき、一緒に楽しい時間を過ごしたり、助けが必要な時には支えていただいています。
「隣人愛」とは、ただ親しい人と仲良くすることだけではなく、同じ社会に生きるひとりひとりを思いやる心をもつことでもあります。
「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」(マタイ、22・39)という言葉が聖書にありますが、ここまでできなくても、この言葉を改めて自分なりに解釈し、できる範囲であたたかい気持ちを込めて行動に移す事こそ大切だと思われます。
学校でいじめられている人がいたら助ける、職場などで困っている人がいたら支える、道に迷っている人がいたら声をかけるなど、周りで起きている事に気づき、何かする志(こころざし)こそ隣人愛の証ではないでしょうか。
私は90代後半になり、数え切れない方々の「隣人愛」を受けています。感謝の気持ちでいっぱいです。
聖書の言葉を力にし、身近な所で、自分のできる範囲で、周りの人と社会に貢献したいと念願しています。