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シスター 下窄 優美

今日の心の糧イメージ

 年度末は慌ただしさと共に期待が膨らむ時です。私は、任期のある仕事をしていて今年はその最終年です。任期が終わったら何をしようかと考えるのはとても楽しいものです。何でも自由にできるというわけではありませんが、選択肢はかなりあると思っています。

 なぜそう言えるかというと、私の修道会の先輩たちは本当に思い切ったことをしてきたからです。五島に145年前に創立された児童養護施設がありますが、子供たちがあまりにも病弱だったので、先輩たちは彼らのために会員の医師を育てたのです。

 初めは施設付属の診療所でしたが、やがて町の方に移り地域のための病院となり現在に至っています。先輩たちは、常識に囚われない自由な発想と問題に屈しない強さを持っていました。
 彼女たちの目には、会員の医師が病気の子どもや地域の人々を診察し、人々が元気になっていく姿が見えていました。その途中にある経済的苦労は当然のこととして受け入れており、医師養成をあきらめる理由にはなりませんでした。

 今の時代、したいことが見つからず何となく今日まで過ごしているという人が多いかもしれません。でも、相談されて気づかされるのは、あれこれ勧めてみても、本人が納得しない限りその人の道は決まらないということです。

 つまり、今の生き方は自分自身で決めているということです。
 そこで一案なのですが、スケジュール帳を最後のページから書き込むのです。先ず、来年の今頃、どこで何をしているかを決めます。そして、そこから遡っていつ何をしたらよいかを考えてスケジュールを埋めていきます。来年の到達点を決めることができたら、途中の行程はおのずと決まります。

 私の道が見えてきました。