

夏の暑い日差しの中、自然に恵まれ、作物を育てている広々とした畑に目をやると、様々な野菜や花が目にとまります。成長途中のもの、収穫や刈入れを待っているものなど、いろいろです。雨の恵みを受けて、成長するための肥しをいただき、陽の光を浴びて、手入れされながら、豊かな実りをもたらしてくれます。
時折、涼やかな風もそよぎ、静けさの中で、移り行く時とともに装いを変えてゆきます。私たちはこの世で
夏の風物詩の一つに太陽を追いかける「ひまわり」があります。私たちが目にする時、ひまわりは今太陽がある方向を向いていますが、そのまま見つめていると、時間が経つにつれて太陽が輝く方向にその向きを変えて、一日が終わっていきます。そして翌日も同じように太陽の方を向き続けながら成長を続けます。
やがて蕾が大きくなり、花が開く頃になると茎は固くなって動かなくなり、種の収穫が済むとその役割を終えます。
聖書の福音書の中に、あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにとイエスが語られた言葉(参 ヨハネ15・16)がありますが、ひまわりは実を結ぶように、誰に見られることもなく太陽を追いかけ続けて成長し、実を結び生涯を終えてゆきます。その生を生き抜く生き様を想う時、とても心に深く残るような思いがします。
私たちはどのように生きているのでしょう。ひとりひとり個性も違えば、置かれている環境も違いますが、その様な中で与えられた生を生き生き抜くことが求められているのでしょうね。
神様からの恵みと祝福が今日も豊かにありますように。