キリシタンの歴史の中で、堅固な信仰を持ち、「ほほえみ」を浮かべて険しい道を歩んだ人々のことを知る度、私は感動を禁じ得ません。 福者ペトロ岐部(きべ)と187...
キリシタンの歴史の中で、堅固な信仰を持ち、「ほほえみ」を浮かべて険しい道を歩んだ人々のことを知る度、私は感動を禁じ得ません。 福者ペトロ岐部(きべ)と187...
「気づき」――改めて考えてみると、戸惑いを覚えます。しかし、その一方で、戸惑いそのものが気づきに含まれているのではないか、とも思います。なぜなら、普段、何気な...
昨年の秋、詩人の谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)さんが92年の生涯を終え、旅立たれました。過去に二度関わりをいただけたことが、私の心の財産となっています。 ...
昨年、父が亡くなりました。子どもの頃は、こわくて厳しく、そばにいるだけで緊張したものです。しかし、大人になって親元を離れ、そして父が亡くなり、さらに両親に対し...
私は子どもの頃、父と母が全く正反対のことを言うので悩んだ事があった。 それは「苦労」についてであった。 母は「若か時の苦労は買うてでもせえというけん、苦労...
美人とは顔形ではなく、微笑みの似合う人だと思う今日この頃。 マリア様みたいに、心を和ませ安心感を与えてくれる微笑みが出来たらどんなにいいでしょう?それは理想...
中世ヨーロッパでよく描かれていた「全能者キリスト」のタイトルがついた絵画には、少々いかめしいイエスさまのお顔が描かれています。ところがはたして、イエスさまは本...
世界のあちこちで、とても哀しい出来事や恐ろしい戦争があり、その場面がニュースで流れてきます。また、身近なところでも、友人・知人や親せきが、病気や老衰で天国に帰...
あるお寺のドキュメンタリー番組を観ていた時のことです。 「何のために厳しい修行をされるのですか」と尋ねられたお坊さんが、「笑顔を身に着けるためです」と晴れ晴...
先日、70才になった私ですが、そんな年寄り相手に、幼稚園の子供たちが寄って来ては、「神父さんかけっこしよう」とか「神父さんこっちに来て、私のタイヤ跳び見ていて...
微かに笑顔になる状態がほほえみです。笑うというより優しい眼差しで口元を僅かにほころばせる自然な表情です。そう、ルネッサンスの画家ラファエルの描く聖母マリア様の...
嬉しい時、楽しい時に人は笑顔になる。微笑む表情は民族、文化に関係なくどんな国の人でも同じであるらしい。人の微笑みは、自分が敵ではなく、親しい味方であること、相...
「おはよう」「おはようございます」。これは人と人とが出会った時の挨拶。何を話そうか、相手との関係を考えて、どの様な言葉遣いにしようか、などと考えながら、人との...
「顔は心の鏡」と言えると思います。 顔の表情は、端的にそのときの心の状態を伝えてくれます。 怒ったとき、悲しいとき、嬉しいときの表情は、それぞれ全く異なり...
マスクをしていると、子どもたちが人の表情を読めないので問題だという話が盛んに取り上げられていた時期、私はひそかに「そんなことないけどなあ」と思っていました。 ...
わたしは昔、マザー・テレサのもとで1年ほど働いていたことがあるので、ときどき、「マザー・テレサはどんな人ですか」と尋ねられる。なかなか難しい質問だが、一番印象...