「真の強さ」とは、人生恐れることなく、常に感謝の念を持って生きることだと思います。人生、すべてがうまくいくとは限りません。何も考えずに笑顔で毎日過ごせる時もあれば、困難に直面し、どうしたらよいか分からず、悩み苦しむこともあります。これは誰もが経験することであり、一つの試練だと考えるべきだと思います。
このような試練は、いつ、どのように起こるか誰にも分からないのが人生であります。突然、愛する子どもを失い、過去に引き込まれ、前に向かって生きていくことがなかなかできない。失業してしまい、生活のために自分に向いていない仕事をしなくてはいけない、突然、病気になるなど、さまざまな試練があり得ると思います。
しかし、そのような状況の中でも、試練は乗り越えるべきものであり、自分に与えられた人生を信じ、生き続けることこそ大切であります。
聖書に「私は弱い時こそ強い」 というパウロの言葉(Ⅱコリント12・10)がありますが、これこそ「真の強さ」なのではないでしょうか。
自分が何かの理由で弱い立場に置かれた時、諦めるのではなく、強い心を持ち、毎日を大切に、前に向って生き続けていく力こそ、真の強さであります。
この力は、私たちみんなの心にあるように思います。信仰を持ち、祈り、瞑想などをすることで、平安を保ち、心に真の力を養い、いつでも、この力を発揮できるようしたいものです。
私たちが生きている限り、これからも予期できない事が起きます。聖書の言葉「私は弱い時こそ強い」を肝に銘じていきたいものであります。
きっと、試練を乗り越えた後に振り返れば、学ぶべきことが少なからずあったことに改めて気づくに違いありません。