50年以上経った今も、忘れられない母の後姿、それは、私が修道院に入って数ヶ月後、初めての面会が応接間で許された後、一人で門を出て帰っていった時の母の後姿です。...
50年以上経った今も、忘れられない母の後姿、それは、私が修道院に入って数ヶ月後、初めての面会が応接間で許された後、一人で門を出て帰っていった時の母の後姿です。...
このテーマから、私は聖書の中の「山上の垂訓」を思い出しました。(参 マタイ5・3~12) 一般的には、「心の貧しい人達は幸いである」という言葉で始まっていま...
それは陽射しが眩しく汗を拭う夏の日でした。東京に向かう折、横浜で途中下車して、病院に小学生の甥っ子を見舞いました。 甥っ子君は無心にプラモデルのお城作りでし...
人はどのような状況にあっても最期まで生き抜く使命があります。 神様から呼ばれるその日までこの世で生きる事です。 「生きる」っていったい何なのでしょうか?ど...
10歳ちがいの長兄は今年米寿である。 若い頃、何回か大病を患い、大手術もして入退院を繰り返したので、長生きするのは無理だろうなあと家族も周囲の人も思っていた...
AさんとBさんは私の知り合いの二人の奥さんです。ある時、Aさんは、Bさんの仕事がうまくいかず、経済的に困っていることを知って、助けたいと思い、Bさんに洋服を送...
有名な作家であり講演者でもある人が、「自分が今日あるのは学生時代のある先生のおかげだ」と、ある夜食事を共にした人たちに話しました。この先生は、彼の文学への興味...
聖書の中で、イエスは弟子たちに向かって言われました。「天の国はここにある、あそこにあるというものではない。天の国は、あなたたちの中にあるのだ」(参 ルカ17・...
ある時、私は何冊かの辞書で「甘え」と「甘える」の意味を調べてみました。それぞれの辞書に異なる定義と説明が書いてありましたが、みな「甘え」が良くないこととして書...
毎朝、毎朝、日本全国で何百万、何千万の人々が、鏡の前に立ち、顔を洗い、歯を磨き、ひげを剃ったり、化粧をしたりします。 こうして身仕度をするとき、私たちは、そ...
「愛は溢れゆく」と言われています。 一人の長距離トラックの運転手が、自分の体験を投書していました。 「その日、自分は夜っぴて運転し続けて、後少しで目的地に...
言葉は面白い生きものだと私は思っている。一つ一つの単語が広い世界を持っていて、道を散歩するようにその単語を辿っていくと、思いもかけない世界に連れて行ってくれる...
熊谷博子監督のドキュメンタリー映画「かづゑ的」を観ました。 主人公は、宮崎かづゑさん。場所は、長島愛生園という瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所。かづゑさん...
数十年も前になりますが、私はある高齢者施設でご奉仕させて頂いていたことがあります。そこを利用されていた高齢者の皆さんは、体験の度合いは違えども、戦争や原爆を体...
「マリアさま いやなことは私が よろこんで」 これは、長崎、鹿児島、東京などにて、後世に残る教育事業、被爆者福祉事業の礎を創った純心女子学園の初代学園長、シ...
とにかく、家のことにものすごい情熱を費やす友人がいます。エアコンや換気装置の掃除をこまめに業者に頼むといった基本はもちろん、1週間会社を休んで家や家具の耐震を...