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安らぎ

植村 高雄

今日の心の糧イメージ

 このところ、なぜか心がざわついていて落ち着きません。

 あれこれ思索しているうちに理由が分かりました。

 地球のあちこちで大気や海水の汚染問題、政治の紛争などがあるからです。最近読んだ、人類5000年に及ぶ紛争の歴史を学んで、あるいは、日本の色々な分野で見られる、切ないお話が不安感の原因でした。

 身近には心温まる場面があるので救いですが、どうして人間はこう、争いばかりするのでしょう?

 旧約・新約どちらの聖書を読んでも、哀しく切ない争いの話が多く、あらためてキリスト様が十字架に架かられた意味がわかり、しみじみと私の心を慰めてくれ、感謝しています。

 さて、子供の頃、母から聴いた童話です。

 或る村は争いばかりしてたけれど、隣の村はとても仲が良いのです。

 仲の良い村には、伝わっている民話の中に、魂についての教えがあって、それは、「魂そのものは愛の塊」だと信じているのでお互いを大切にしようという教えです。魂は愛の塊という定義を信じますと、多少の争いがおきても、致命的な哀しい結末は避けられそうです。

 私たちも心の安らぎがありますと、顔の表情が穏やかになります。

 近所づきあい、政治の世界、学校の先生、どんなグループでも穏やかなリーダーがいますと、その雰囲気は安らいだものになるようです。

 どうしたらこのような平安感や幸福感が得られるか、昔から大勢の学者や賢者が、まず日常の不安感をなくすように、と言っています。不安感はその人の理想と現実のギャップから生まれますので、具体的に意識して紙に書き出す必要があります。

 どんな理想、どんな現実、そのギャップについて書いていくうちに、大きな気づきが生まれ、心が安らいでくるようです。