私は月に2回、ロザリオを祈る会に出ていますが、とても力づけられます。
ロザリオは、13世紀の聖人ドミニコに、聖母が現れて教えた祈りです。マリアさまは、「ロザリオを通してあなたが願うことをきっと得るでしょう」、「ロザリオを広める人々は、自分が必要とするあらゆる時に、わたしを通して助けを得るでしょう」、「キリストのご生涯を黙想しながらロザリオを唱える人は、不幸に打ち負かされることも、不幸な死を迎えることもないでしょう」など15の約束をしてくださいました。
私たちは、祈りの後に、神さまの助けを受けた体験などを分かち合います。ある人は、80代の親御さんが肺炎になり、もう長くはない、と医者に言われたので、出来ることは何でもしようと思い、本人の承諾を得て洗礼を授けました。もちろんロザリオも祈りました。
すると不思議にも親御さんの体力が週ごとに回復していったのです。まず、歩けるようになり、肺の機能が回復してよくなり、ついに完治したのです。
この集まりのとき、試練にあって力を落としていた人がいましたが、話を聞いて、本当に神さまは私たちと一緒にいてくださる!と喜びました。このように心を開いて祈りあい、体験を分かちあうとお互いに活かしあうことができます。新約聖書の「ヨハネの黙示録」3章には、イエスさまが、私たちの心の戸口に立って叩いている、とあります。もし声を聞いて戸を開けるなら、中に入ってくださって一緒に食事をする、というのです。
その言葉通り、イエスさまを受け入れて集まると、まさに神さまがその場におられ、喜んだり、励ましたりしてくださるのを感じます。