複数の人間や物事が同時期に存在し、互いに争うことなく、それぞれが同じ様に栄えている、これこそが平和な社会といえるのでしょう。
人類は長い歴史を通じて常に平和な社会の実現を目指し、努力を重ねてきたはずです。ところが、隣り合う国同士助け合って共存共栄し続けたなどという例はほとんどありません。この為19世紀以降、同じような政治の考え方を持つ国同士が条約を取り交わし、同盟関係を結ぶことが多くなりました。
突然の、ロシアによるウクライナ侵攻はまさに世界各国の共存共栄の難しさを人類に突き付けた暴挙でした。以来数か月のうちに、各国が新しく結んだ同盟関係によって、世界に微妙な変化が起きつつあります。
個人の人間関係における共存共栄の方がいくらかましでしょう。
人間同士なら各々が好き嫌いを素直に感じますし、愛情を持って努力もするからです。初めから気が合えば協力して共存共栄を図りますし、苦手と感じれば、なるべくぶつかる事を避け、良きライバルとしてそれぞれ別個に繁栄の為の努力をします。人間は愛を持って認め、赦し、受け入れて、思いがけないことが次々起きる人生の日々を、懸命に生きています。大切な愛が恨みや憎しみに変わる事が不幸なのです。
「神は愛なり」を信じ、神に祈って、心に愛を絶やさずに行動する生き方がしっかり身に着くと、多少の困難もいつも喜んで受け入れられるようになり、人間関係が円満になります。すると多くの人と共存共栄出来ます。こういう人がどの国にも増えれば、やがて国同士の関係も円満になり、世界中の地域が共存共栄できると思うのです。
夢のような話ですが、神様のご計画の中にきっとあるはずだと希望を持ちましょう。