ものを片づける時に、自分の心にときめきがあるかないかを基準にする方法があります。
例えば、部屋にものがたくさん溜まってきて、整理整頓が難しくなり、どうしても何かを捨てなければいけない状態になることがありますね。そんな時、自分の心のときめきによって、捨てるものと残すものを仕分けするというやり方です。
例えば、この服が「自分の人生を幸せにしてくれそうだ」というときめきを感じれば、残しておきます。逆に、何もときめきを感じないのなら、ゴミ袋に入れる、というやり方です。
私も試しにやってみましたが、このやり方だと、確かにどんどんものが片づいていきます。
面白いと思ったのは、ものを片づけながら、今の自分やこれからの自分とも向き合う感覚になれることです。
飛躍するようですが、片づけって、私が定期的に参加する黙想会といくぶん似ているなと思いました。
默想会では、ものではなく、神様と心の中で対話しながら、自分と向き合います。
自分の過去・現在・未来とじっくり向き合い、人生の本当の幸せって何だろうと考えます。すると、自分の幸せを邪魔するようなもの、自由な心を縛り付けているものが見えてきます。
であれば、それらを捨てるように決心します。すると、心がスッキリしてきます。
逆に、自分を幸せにしてくれそうなものや人、考え方、言葉などには、何らかのときめきを感じます。
であれば、それらをこれからも大切にしていこうと努めます。
思えば、古今東西の聖人たちは、神様に恋するように、神様にときめきを感じていたようです。
愛そのもの、善そのものである神様との交わりによって、私たちもときめくような幸せに導かれていけるのです。