レジリエンス

シスター 山本 ふみり

　検索すると「『レジリエンス』とは、困難や脅威に直面している状況に対して『うまく適応できる能力』で、課題や逆境から立ち直る力の事です」と、ありました。「いかにピンチをチャンスに変える事ができるか？」特に精神的な面での切り替えは最優先になり、ほんの一寸した心の持ちようで、随分変わってくるのだと。

　以前私も教えて貰ったことがあります。ピンチの中にあっても出来る事が必ずあると信じて探し挑戦する。だからこそ、それが目標になり、希望になり、輝く。どんな問題も必ず解決策がある、というのです。

　そう考えると、コロナ禍にあっても、パソコンやスマホという、連絡も情報も受け取れる手段がある事は救いでした。

　神様は、問題と対応方法をセットにされているようです。それを私自身が見つけきれるかという事なのでしょう。

　精神的には諦めず、「私には無理、とか、出来ない」などの思い込みを捨てて、ピンチの時にこそ　チャンスに変える「委ねる信仰」が必要でしょう。

　自分中心視点を神様視点に変えると１８０度変わるので，ピンチがチャンスに変わると言ってもいいでしょう。神様が必要だったらそうなるし、そうでなかったらそうならない。神様が決めてくださる。私は自分にできる事を精一杯するだけ、それでいいのだと言い聞かせる事のできる信仰を持てたら、と思います。

　ここに信仰の厚みと強さを感じつつ、日々の生活を大切に敏感に生きることが出来るように努力したいものです。

　神様！　あなたの望みを私も望めますように。

　信仰は、「ありがとう「ごめんない」「よろしく」を繰り返しつつ、神の恵みを意識して知り、コツコツと積み重ねていくしかないのですね。神様、今日もよろしくお願いします。