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神の助けによって

熊本 洋

今日の心の糧イメージ

 毎月執筆させていただいているこの「心のともしび」を、何年前から執筆させていただいたのか、記憶は定かでありません。事務局に問い合わせたところ、38年前の1984年とのことでした。「光陰、矢の如し」昨日のことのように思われます。私は、現在92歳ですが、54歳のときから「心のともしび」に執筆させていただいたことになります。放送回数にして、456回ということになります。

 毎月の事なので、習慣的になっていますが、堕することなく、共に神を賛美し、人類の幸せを希う、この「心のともしび」に一人でも多くの方々に耳を傾けていただけるよう、なお一層の情熱と使命感をもって執筆したいと思います。しかし、気負うことなく、思うがままに楽しく執筆したいと思います。しかしこれにも、祈りと助力の聖寵、つまり神の助けが必要であることは、いうまでもありません。よいことのすべては神の恵みであり、ただただ「神に感謝!」あるのみです。

 ところで、「心のともしび」は、今年で70周年を迎えるとのことですが、私は「心のともしび」の創立32周年の時から関与させていただいたことになります。人間ならば青年期とでも言える頃でしょうか。創立当時を知る先人は、恐らく、そう沢山はご存命でないかもしれません。ご存命の方が少なくても、その創立精神と魂は今日も脈々と受け継がれているに違いありません。

 人生百年時代、70周年を迎えた「心のともしび」は、青年期に対し高齢期といえるのかもしれませんが、いつまでも若く、益々青春の意気込みを持ち続けたいものであります。

 いや、単なる願望でなく、いつまでも持ち続けなくてはならない義務であると確信しております。