私たちは関わりの中で生きています。だれ一人、一人だけで生きていくことはできません。人との関わり、社会との関わり、物事との関わりがあり、一人で生きているように思っても、多くの人々や物事などの関わりの中で生きています。その関わりの中を、私たちはどの様に生きているでしょうか。
何よりも私、自分という生きる存在がありますから、私を大切にする、自分を大切にするということは大事です。また、関わりの中で生きているのですから、私だけ、自分だけを大切にする、私や自分を中心とする生き方をすると、外面的には関わりがあるとしても、周りから距離を置かれ、気が付くとぽつんとひとりぼっちになっているかも知れません。
私たちの関りは十人十色ですが、関わりの中で、とても大切と気付かされるのは親と子の関わりでしょうか。
子どものために時間を費やす。子どもが泣いたりぐずったり、風邪をひいて熱を出した時など、一生懸命世話をする姿に心打たれる方は多いでしょう。この様になさった方、今まさになさっている方もおられるのではないでしょうか。
大切な存在を思い、寄り添い、その方が生きるため、正しく歩んでいくために、見返りを求めず、自分を与えてゆかれる人々、その姿、その存在は尊いものがありますね。
イエス様も私たちのためにご自分を与えて下さいました。
その様な方々のことを思いながら、私たちも無欲無私になって、出会う人々、ともに生きる人々に必要な助けを行っていくなら、私たちの周りの小さなところから、愛の輪が広がってゆくでしょう。
人との関わり、社会との関わり、物事との関わりなど、様々な関わりを大切にしながら、今日も歩んでゆくことができますように。