人の誕生は喜ばしく、待ち望まれ、新たな希望と大きな夢が燃え広がります。それが想像だにできない 聖霊による処女懐胎ということになると、ただただ驚愕!驚嘆!。救世主、イエス・キリストの神秘!奇跡!と悟らざるを得ません。
旧約聖書はイザヤ書の中で受胎告知について預言し、「主は、みずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる」と、伝えています。(7.14)
そして新約聖書では、マタイによる福音書の中で、この預言の言葉、「その名はインマヌエル」と述べた後、次のように続けています。
「この名は『神は我々と共におられる』という意味である。ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名づけた」と、ことさら処女懐胎について記しています。(参 1.23~25)
また、ルカによる福音書では、天使がマリアに告げる場面を次のように記しています。
「天使は、彼女のところに来て言った。『おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる』。マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。すると、天使は言った。『マリア、恐れることはない、あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。』と。(1.28~32)
聖母マリアの真髄、驚愕の宣言であったに違いありません。