人生は「七転び八起だよ」と、その昔、じいちゃんが言っていたことを思いだします。「7回転んでも、8回起きるんだから、結局のところ、最後はまともになっているんだよな」と、付けくわえていたことも思い出します。
これだけいろいろな、しかも物騒な出来事が次から次へと起きますと、それでも、まともな社会環境ができるものなのかと思ってしまいます。「八起」だから、最後は「まとも」になることを願っているんですが、・・。
そこで思うことがあります。「雰囲気」という空気は、人の行動を変えてしまうほどの力があるんだなと。「○○ブーム」と言われる現象がそれにあたるのではないかと思います。それは、人の考え方、感じ方、日々の行動にも影響してきます。大げさな言い方をしますと、世の中の「雰囲気」を完全に変えてしまう 「しるし」になっています。「あの頃おかしくなったよね」とか、「だから今があるんだよね」とか、その時の雰囲気に流されてしまったのか、それとも、自らその流れを選択したのか分かりませんが、その時の、そうなる「しるし」があったのではないでしょうか。
わたしたちの日常は、物事が起きてしまってから、実際は、その兆候が前もってあったのに、その原因が何なのかが分かります。
ある日の読売新聞・四コマ漫画「コボちゃん」でのこと。
おばあちゃんが眼鏡を頭にのっけて「メガネメガネ」と探し回っています。コボちゃん曰く「頭にのってるよ」。「あらやだ」。ミホちゃんが言います。「おばあちゃんがすっごくよくやるうっかりね」。
わたしたちもうっかりしていると、「しるし」、(おばあちゃんのメガネ)を見失います。最後は起き上がるために、「しるし」を見極めましょう。