数年前、わたしは、ギックリ腰で1週間寝込んだことがあります。ごはんを食べるために体を起こすのにも、トイレのために起き上がるのにも、腰の痛みをガマンしなくてはなりませんでした。くしゃみをしても、声を出して笑っても、腰に激痛が走りました。その経験から、いかに腰が自分の日常を支えてくれていたか、実感したものです。でも、ギックリ腰になる前は、そんな意識はほとんどありませんでした。
考えてみれば、体の各部分は、いつも黙って、わたしたちの命の営みを支えてくれています。
心臓は、一瞬たりとも休んでいません。肺、胃、腸などの内臓も休みなく働いてくれています。生まれたときからずっと、わたしたちが寝ているときも、いつも、年中無休、無報酬で、わたしたちの日々の営みを支えてくれているのです。
ところで、これは体に限ったことではありません。
人間は、霊魂と体でできています。
霊魂は目には見えませんが、意志と知性を有しており、体以上に大切なものです。
忘れてはいけないこと、それは、霊魂も体も神が与えてくださったものだということ。実は、わたしたちを本当に支えてくださっているのは神だということです。健康な時も、病の時も、神は常にわたしたちを支えてくださっています。ですから、今日も、神に感謝です。