2019年01月10日の心の糧


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『今日の』祈り

遠山 満 神父

今日の心の糧イメージ  数年前、不眠症に罹りました。夜中の2時、ないし3時頃に目が覚め、お手洗いに行き、再び床についても眠れないのです。

 心の中には、嫌悪感を抱いている人との出来事が蘇り、怒りで自分が支配されておりました。再び眠るように努力してはみましたが、そのトラウマ的な記憶は、私の心の中に居座って出て行ってくれませんでした。最終的に、頭の中に浮かんでくる人達の為に祈ることによって、心の中に平和を頂くことができました。

 イエス様が、仰いました。「敵を愛し、自分を迫害する者の為に祈りなさい」。(マタイ5・44)また、次のようにも仰いました。「立って祈る時、誰かに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい」。(マルコ11・25)使徒の一人、パウロも次のように言っています。「怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません。悪魔に隙を与えてはなりません」。(エフェソ4・26~27)

 結局、敵を愛し迫害する人の為に祈るのは、自分自身の為でもあるのだと考えるようになりました。何故なら、その人達の為に祈ることによって、私自身が心に平和を頂くようになったからです。

 敵、それは主に攻撃してくる人達ですが、その人達は、愛情を誰かに求めているが故に、そのような行動に出ているのかもしれません。

 何故、敵の為、迫害する人の為に祈るのかに関して、その根拠をイエス様は、「天の父の子となる為である」と言われました。(マタイ5・45)「天の父の子」となれるとは何と素晴らしい未来でしょうか。

 それゆえ、誰か、恨みに思っている人が脳裏に浮かんで来たら、今日の内に、その人の為に祈るようにしています。