しかし、人生にはどうやっても受け止めきれない試練があります。解決の糸口が永遠に見えないように思える問題も発生します。
どうしようもなくなって「もう祈れません」と宣言し、祈りから遠ざかってしまうことだってあるのです。
それでも、私は神様が待っていてくださるとどこかで信じています。祈れないといっても、1度神様と出合った人は、どこかで祈っていることが多いからです。不思議なことに、神様との対話を打ち切っていても、誰かが必ず見ていて、代わりに祈ってくれているのです。ある程度時間が経ってそれが分かったとき、祈りは戻ってくるようです。「ただいま」、といった短い祈りになることもあるでしょう。
長く祈らず瞬間的に神様と通信する方法に、射祷というものがあります。神様は祈る前から私たちの状態を見ておられるわけなので、本来は「ああ、神様」と呼びかけるだけで、「分かっているよ」となるはずなのです。
だから力を抜いて一言「神様、あのね」と始めてみる。
祈りに困ったら、試してみると良いかもしれません。