クリスマスは、救い主イエス・キリストの誕生を祝う日です。当日を祝うだけでなく、その日を迎えるために「待降節」という期間があり、心をこめて祈り、準備することも教わりました。誰かの誕生を心から待ち望む祈りの心、心静かに待降節のローソクに火をつけ、主イエスの誕生の場である「馬小屋」を飾り、キリスト誕生の聖劇の練習をし、いろいろなことを整えていく静かな喜びも初めて経験しました。
中でも、待降節の間、クラスメートの誰かのために祈り、黙って何か心の贈り物をする実践を通して、主イエスがお生まれになったのは、他者の「愛」となるためだったと気付かされたのは、「目から鱗」のような体験でした。
修道院では、共同体で、クリスマス・イヴまでの9日間、1年の間にお世話になった全ての恩人の方々を想い起こし、「ノヴェナ」と云われる特別の待降節の祈りを共に捧げて、クリスマスを祝います。クリスマスの修道院の雰囲気は特別です。
クリスマス・ノヴェナの祈りで、1人ひとりの心に主イエスがお生まれになり、その愛で満たされますようにと願いながら、多くの人々とのつながりを味わう日となっています。